live

Akeboshi/明星&タテカタコ live  presented by ガーヒー(北窯米司工房)に伺った。

明星さんは「あめつちの日々」の音楽を担当してくれたし、タテさんは沖縄桜坂劇場での公開前夜、偶然のホテル近所でのliveがあると知りふらりと。昨晩はそんなお二人の音楽を聴いていたら、沖縄公開時の事を思い出しずっと天井を眺めていて終わってしまった。演奏しているお二人の顔ひとつ見ず…。

よい音楽の夜だった。音楽家はスマートでいいねえ。映像を担当してると彼らのようにクールにはできないものだと改めて思った。かっこいいものねえ。来ている方々を瞬時に幸せの世界へ連れてゆく。

音楽を聴くとその曲を耳にしていた当時の記憶を思い出す。音楽って人間にとって素敵な仕事をするものね。沖縄へ撮影に伺う前の土を探していた頃、畑の中をぐるぐるしていた車で何故か明星さんの音のひとつを長く聴いていた。植物が顔をだすリズムと絶妙に合う曲があった。なのでその当時の季節の土の匂いを思い出す。

そして沖縄へ通い始め読谷村・座喜味城の風をうけて雲がわーっと流れたのをみた時、やはり明星さんの音楽がのるといいなと思った。それは土地の歴史も現在も必要だと思ったから。幸せにも現実になったのだけど、そんな事態はなかなか起こらないハプニングなので本当にあめつちの音楽の存在は貴重な経験だった。

私は商業的な映画に携わっているわけではないので、明星さんにとってこの映画への参加がハッピーだったかどうか実は心配していた。おそるおそる。しかし昨晩の北窯の比嘉さんプロデュースによる東京でのliveを拝見し、少しはハッピーに思ってくれているのかもしれないとやや思い直した。気が晴れたまではいかないけれど、やや思い直す事ができた。みんなありがとう。

沖縄読谷村に佇む窯の親方たちは、どこの草むらから来たのかわからないような自分にカメラを持ち込ませてくれた。今月はあの頃の事をよく思い出す。何をどう撮るのか事前に考えもしない芸風なために、きっと親方たちも呆れていたと思う。ほんの数年前の事。

今年は上映開始2年目に突入。こういう映画の仕事はまだまだこれからだ。

 

米司工房などの展示会と上映会、そして7月23日 (日)は明星さん&佐々木さんLive

神奈川県青葉区 JIKE STUDIO

http://tsuki-zo.jp/jike-studio/index.html

 

 

 

 

 
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